TOEFL®︎とIELTS™︎の違い
CEFRの換算表には、上記の検定の他にも、英検®︎やTOEIC®︎などとレベルを比べることができるようになっています。しかしそれぞれに特徴もあり、何に利用したいかによって、優先順位が決まるところもあります。一方で色々な検定を学ぶことにより、特徴とも言える偏りを経験して、全体的な英語力を上げることもできます。
【TOEFL iBT】
四技能検定でコンピューター試験のみ
アメリカ英語
スピーキングも録音
主にアメリカ留学に用いられる
ライティングは寛容
大学は80ポイント以上、大学院やMBAの場合100ポイント以上
有効期限2年
テスト時間3時間30分
スコア上限120点
【IELTS】
四技能検定でコンピューターとペーパーテストがある
イギリス英語
スピーキングは面接
ライティングはしっかり採点される
リーディングにNOTGIVEN(どちらでもない)有り
アメリカ以外の英語圏への留学、移住、就職に利用できる。
イギリス、カナダ、オーストラリアなどで広く採用されている。
大学はオーバーオール6.0以上、大学院6.5以上が最低ライン
OAは四技能を足して4で割り、0.25単位で切り上げ切り下げを行う。
有効期限2年
テスト時間3時間
スコア上限9.0
【TOEFLJunior】【TOEICBridge】
近年の専門家によるレポートでは、難関大学の入試問題との親和性が非常に高いという研究発表がされています。
特にTOEFLJuniorでは、最近学習が疎かになりがちな、入試の盲点でもある文法知識を問う問題が設定されており、
「文法の完成なくして合格なし」という、難関大が最もその問題にこめているところを学ぶことができます。
リーディングのみならす、リスニングであっても、ライティングであっても、スピーキングですら、確かな文法理解なくしては成し得ないということを改めて知る必要があります。
マークシートやコンピューターベースのテストが一般化しても、なんとなくマークして合格を狙うのではなく、正確な文法力を身につけた上にできた英語力で合格を勝ち取っていただきたいと思います
。難関大学や一流企業や優れたビジネスマンはそこを見抜きます。
本物の英語力のための文法力を見直す機会として取り組みやすいこれらのテストの学習は、
中高生にとって将来の良いステップとなることでしょう。