タブレットや携帯利用学習のデメリット
コンピュータを使い始めて30年、
インターネット(昔はパソコン通信と言いました)はできた時から利用してきました。
携帯電話は、移動電話という肩からかける重い箱の時から利用し、
良さも悪さも経験してきました。
今、感染症がトリガーになり、
時代がオンライン主導になるかどうかという分岐点にきていますね。
切磋琢磨して良いものが残り、できの悪いものは自然淘汰されるのが世の中ですから、一時的に盛り上がったとしても、ホンモノしか残れないようになっていますので、今まで通り時代についていけば良いと思っています。
今回述べるのは、教材のお話です。
アプリ学習で学ぶ方に
注意していただきたいのが、
「便利である」ことと、
「身につく」ことは若干違うという事です。
英語や国語などの言語においては
認知機能的に、本やプリントなどの
紙媒体を使うと
「情報の物理的位置を一目で認識できる」という大きなメリットがあります。
しかし、コンピュータやスマホなど
画面をスクロールしながらだと、
位置の認識が難しいのです。
また、本やプリントは書き込みもできます。
速読でどんどん前から読む方法もありますが、難解なものは丁寧に書き込んで解釈をしてゆく必要があります。
テストがコンピュータであってもなくても、準備段階では、きっちり紙媒体に書き込んで、文章中の距離感や文法、構文、解釈を身に付けることが大切であると思います。
あくまでも現状の入試形式に照らしてです。
数年後選抜方法が変更されれば、
また違ったアプローチとなるかもしれませんね。